キャンピングトレーラー事業

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エアロの挑戦

開発1台目のキャンピングトレーラー

エアロの挑戦とAviaTrail 320

時は1997年、日本の航空機産業の中心地とも言える愛知県で、航空機の構造組立を専門とする工場「株式会社エアロ」が創業した。 代表の西村は、子供の頃から空を飛ぶ飛行機に魅了されていた。彼は、「空の旅を支える頑丈で精密なものづくり」を目指し、航空機製造に情熱を注いだ。 20年以上にわたり、エアロは航空機やロケットの部品構造組立・塗装技術において高い評価を受け、航空宇宙産業の信頼を築いてきた。しかし、2020年代に入り、航空業界が新型コロナウイルスの影響で縮小を余儀なくされる中、西村は新たな可能性を模索するようになる。
転機は「地上の移動」に訪れた。
ある日、西村は家族と共にキャンプに出かけた際、アルミキャンピングトレーラーを目にした。空を飛ぶ航空機と同様、限られたスペースを最大限に活用するそのデザインに心を奪われた西村は、「地上でも人々の自由な移動を支える乗り物を作りたい」と考えるようになる。 しかし、彼が目にしたトレーラーのほとんどは海外製で、日本の気候や道路事情に最適化されていないことに気づく。「日本で作られる、世界に誇れるキャンピングトレーラーを作りたい」――その想いが社員の想いと重なりAviaTrail 320の開発に繋がった。

航空機製造からキャンピングトレーラーへ

AviaTrail 320の設計は、エアロが培ってきた航空機製造技術が存分に活かされている。軽量かつ強度に優れたアルミニウム素材、リベットを用いた組立技術、そして空気抵抗を考慮した流線形デザインは、航空機開発のノウハウそのものだ。
「飛行機は空を自由に飛び、AviaTrail 320は地上を自由に旅する。」
西村はそう語り、製造チームと共に数年にわたる試行錯誤を重ねた。その結果生まれたAviaTrail 320は、ただのキャンピングトレーラーではなく、日本独自の文化や暮らしに根ざした「現代の旅馬車」となった。
エアロが目指すのは単なるトレーラーの製造ではない。災害時には緊急避難施設として活用され、普段はアウトドアや仕事場として機能する多目的なトレーラーを通じ、人々の生活をより豊かにすることだ。


そして、「航空機製造技術を地上へ」という挑戦は、持続可能な社会の実現にも寄与している。国産トレーラー市場を牽引することで、地域社会との連携や産業の活性化にも貢献しているのだ。
AviaTrail 320

「空」と「地上」を繋ぐものづくり

エアロの歴史は、空への挑戦から始まり、地上も含めた新たな旅へと進化している。
AviaTrail 320はその象徴であり、日本のエアストリームとして、世界に挑む準備を整えている。

西村が見据えるのは、次の「丘の向こう」。
そこには、より多くの人々に自由で快適な旅を届けるという夢が広がっている。
エアロ本社:弥富工場

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